大切な財産や資産を守ってくれる金庫。企業や資産家の家に必ず置いてありそうなイメージですが、近ごろは一般家庭でも金庫をもっているケースが多くみられるようになってきました。
ところで金庫ってとても丈夫ですよね。ちょっとした衝撃を受けてもびくともしませんし、家事が起こって周りの物が全て燃え尽きてしまっても金庫だけは残っており、もちろんその中身も燃えずに残っているのです。
こんな頑丈な金庫ですが、一体どんな素材で作られているのか気になったことはありませんか?金庫を見た感じ、鉄でできているようなイメージがありますが、実は金庫の大部分はコンクリートでできているのです。
コンクリートでできた表面を鉄が覆っているだけなのですが、鉄が使われているのはごくわずかで、表面を1mm程度覆っている程度にすぎません。
コンクリートも鉄もそれぞれ頑丈なイメージがありますがなぜ異なる二つの素材を組み合わせているのでしょうか。
それは双方のメリットを最大限引き出すためです。鉄は粘性が高く変形しやすいという特徴を持っていますが、一方でコンクリートはその強度が高いのですがもろいという特性を持っています。
コンクリートと鉄を組み合わせることによって、それぞれが持っている短所を補うことができるようになります。その結果頑丈性と耐火性が強くなるのです。
そのおかげで私達は大切な物を金庫に保管してさまざまな衝撃や天災、火災から大切な物を守ることができているのです。