金庫の横に中身をメモした紙が貼ってある

k_013みなさんのお宅には、お金や貴重品を保管していく場所として、いわゆる「金庫」を使っていたでしょうか?おそらく大部分の方が、「いや、宝石とかならそのままクローゼットに、お金は銀行に預けてたよ?」と答えてくると思います。
しかしながら、僕の場合は少し状況が違うのです。先の質問で「クローゼット」や「銀行」などの返事をする方は、おそらく一般的な会社員のご家庭に育ったと思います。だからこそ、あんな大きくて重い金庫なんて縁が無く、普通に銀行などで済んできたのだと僕は知っているのです。

実は僕の実家は、曾祖父の代から「質屋」を営んでおり、その関係から店の奥には年代物の大きな金庫が鎮座していました。そしてその中には、その日の売り上げや、質に入れられた物の中でも特に貴重だと判断された品物=要するに宝石や貴金属などが入り、翌日の営業に備えていました。
うちの場合、このような利用方法でしたので、金庫にはかなり雑多な品物がひしめいていました。そのためか、時折「中に今何が入っていたか忘れる」というような事態が起こり、これを防ぐために金庫の横に中身をメモした紙が貼ってあるなんて時期があった程です。

もっとも、最近では店のパソコンのエクセルに記録して、それを共有サーバーにUPするという方法に変わりました。こうしないと、金庫の横の張り紙が何重にもなり、結局整理できずに「何が入っているか分らない」状況を繰り返してしまうからです。